私が死ぬと子供に借金の督促が向かうのでしょうか?
この前仕事中に急に倒れてしまい、病院に担ぎ込まれる騒ぎになりました。幸い連日の残業が祟った過労というだけで特に後遺症も無く、数日ほど静養すれば治るようです。妻も子供も心配をかけてしまって申し訳無い…と思ったのですが、このことがきっかけで自分の死というのを少し身近に感じてしまいました。
三十代で考える事では無いかもしれませんが、自分が死んだ場合、子供にも借金の督促というのは及んでしまうのでしょうか?先に督促が向かうのは妻かもしれませんが、やっぱり子供にまで被害が及んでしまう可能性も無いと思うと、どうしても心配になってしまいます。妻も心配なのは同じですが、子供は特に自分の負債を背負わせたくはありません。
今は住宅ローンと残りわずかな車のローンの支払いがありますが、それが子供に負担を強いてしまうのかどうか教えてもらえますか?もしも子供に督促が向かうようなら、対策についても考える必要がありますので…。
相続するか否かで変わってくる部分が大きいでしょう
子供が居ると、出来るだけ自分の負担…特に金銭的なものはかけたくないですよね。私の家にも5歳の子がいますので、まだお金に関する不安を抱かせる年では無いかもしれませんが、やっぱり子供にまで借金が及ぶと考えると辛いですよね。一応私は生命保険に入っているので大丈夫ですが、それでも心配になるのは仕方がありません。
子供に借金の督促が向かうのかどうかに関しては、これは遺産相続するかどうかで変わってくるという部分が大きいですね。妻の方がご存命ならやっぱり一番の相続権は妻の方にありますので、結果としては相続した妻の方が支払う事になるような形になります。それで子供にもやっぱり相続する権利はありますが、同じ家庭に住む場合はやはり妻の方が負担するような方針になるかもしれません。
但し遺産よりも借金が多いという場合、相続放棄すれば妻の方もそうですが、子供にも督促が向かう事はありません。相続放棄はあらゆる財産、負債を背負う義務が無くなりますので、心配ならきちんと生前に相続放棄についても伝えておく必要があります。負債を抱えたまま死亡すると、やっぱりこうした面でややこしくなってしまうのは仕方がありませんね。
余談ですが、仮にあなたが存命中でお金が返せなくなった場合に子供に督促が向かうかどうかで言えば、これは心配ありません。基本的に保証人にでもしていない限りは他の人が払う義務は一切無く、まともな金融業者なら督促状を送るなんて事はしません。ただ、同じ家に暮らすという意味では、迷惑がかかってしまうというのは否めませんが…。
子供のキャッシングの借金は親には関係の無い話
子供がキャッシングで借金を持っている場合に親に返済を手伝ってほしいと頼まれることがあるものですが、これは保証人になっていない限りは親にとっては全く関係の無い話なので、返済を絶対に手伝わなければならないという法律はありません。なので、泣きつかれた場合でも返済をする必要はなく、契約者である本人の為にも債務整理を勧めると良いです。
キャッシングの返済義務というのは契約者にあるわけですが、その次は保証人にあります。しかし、今のキャッシングは保証会社があるので、子供がキャッシングの申し込みをする時に保証人として親が同意しなければならないことは稀だと言えます。特殊なケースとしては未成年の子供にキャッシングを持たせる場合などは、親の同意が必須になることもあり、こうした時は返済の義務も同意をした親に責任がでてくるので注意が必要です。
キャッシングはとても借りやすくて便利なアイテムなので、成人になった子供がキャッシングを使い過ぎてしまい返済を親に頼るというケースがあるものです。しかし、上記のように保証人や同意をしていない限りは親には関係がない話なので、返済を手伝う必要がないことを覚えておきたいものです。
キャッシングの契約者である子供が借金に悩んでいるのは、親として辛いものでもありますが、返済を手伝ってしまうとそれが癖になることがあります。お金の上手な借り方というのは大きな失敗からしっかりと学ぶことができるので、返済を下手に手伝うよりは債務整理を勧めて自己解決させるほうが本人の為になります。
キャッシングにおいての債務整理は法律事務所で相談をするのが良いです。無料で相談を受けてくれる法律事務所もたくさんあるので、そうしたところで相談をすれば費用もかかりません。借金を持った本人がしっかりと自分の力で問題を解決することが非常に大切なポイントであり、お金を返済すると同時に上手なキャッシング術を身につけることが必要です。